地震規模を示す単位には震度とマグニチュードが存在する。
マグニチュード表記による数値毎のエネルギー放出量を
各種関連サイトから調べ、過去の主な事例を添えてまとめた。
マグニチュードの数値が0.1違うとエネルギー放出量は大きな差となる。
マグニチュード TNT換算(TNT爆薬の重量に換算)
(M) (トン)
5.5 2682トン(直径3.5m、20km/sの隕石衝突)
5.6 3788トン
5.7 5350トン
5.8 7558トン(直径4.5m、20km/sの隕石衝突)
5.9 10.7キロトン(TNT爆薬1万700トンに相当)
6.0 15.0キロトン(1945年、広島原爆15キロトン)
6.1 21.0キロトン(1945年、長崎原爆22キロトン)
6.2 30.0キロトン
6.3 42.5キロトン
6.4 60.0キロトン
6.5 84.8キロトン(熊本地震2016年4/14 震度7記録)
6.6 119.8キロトン
6.7 169.2キロトン
6.8 239.0キロトン(三河地震1945年、新潟中越地震2004)
6.9 337.6キロトン
7.0 476.9キロトン(2013年、ロシア・チェリャビンスク隕石500キロトン)
7.1 673.6キロトン(福井地震1948年)
7.2 951.5キロトン(鳥取地震1943年)
7.3 1.34メガトン(阪神大震災1995年、熊本地震2016年4/16)
7.4 1.89メガトン(直径28m、20km/sの隕石衝突)
7.5 2.68メガトン(新潟地震1964年)
7.6 3.78メガトン
7.7 5.35メガトン
7.8 7.55メガトン(北海道南西沖地震1993年、エクアドル地震2016年4/17)
7.9 10.67メガトン(関東大震災1923年、ツングースカ大爆発1908年)
8.0 15.08メガトン(1954年、ビキニ水爆実験、昭和南海地震1946年)
8.1 21.30メガトン(東南海地震1944年、三陸地震1933年)
8.2 30.08メガトン(直径70m、20km/sの隕石衝突)
8.3 42.50メガトン(1961年旧ソ連水爆実験50メガトン、十勝沖地震2003年)
8.4 60.03メガトン(安政東海地震1854年)
8.5 84.80メガトン(三陸地震1896年)
8.6 119.78メガトン(旧ソ連、AN602水爆100メガトン)
8.7 169.20メガトン(TNT爆薬1億6920万トンに相当)
8.8 239.00メガトン(2010年チリ・マウレ地震)
8.9 337.60メガトン(直径160m、20km/sの小惑星衝突)
9.0 476.88メガトン(東日本大震災2011年)
9.1 673.60メガトン(2004年スマトラ地震)
9.2 951.50メガトン(直径225m、20km/sの小惑星衝突)
9.3 1344.03メガトン(TNT爆薬13億4403万トンに相当)
9.4 1898.49メガトン(1991年ピナトゥボ山噴火、噴火マグニチュード5.8)
9.5 2681.69メガトン(1960年チリ地震、947年白頭山噴火)
10.0 15080.24メガトン(直径570m、20km/sの小惑星衝突)
12.5 8480万2435.28メガトン(直径10km、20km/sの小惑星衝突)
*TNT換算数値は、小数点以下を適度に四捨五入して表示した。
*核爆弾の威力を示すTNT換算に対し、通常爆弾の場合は総重量であり、
例えば1トン爆弾の場合、鉄の外郭、内部機構が重く、種類にもよるが、
使用される火薬総量は500キロ以下と関係資料に記述されていた。
*マグニチュードの数値はブログ記事長さ短縮の為、個人的見解として、
地震として危険と思われるレベルM5.5以上から表示。
*火山噴火の場合、地震等でのエネルギー総量を表すマグニチュードと、
別の要素が計算値に入る噴火マグニチュードとは数値が異なる。
*マグニチュード7以上を大地震、8以上を大震災と定義されるとの記述があった。
*戦時中のM7前後の鳥取地震、三河地震、終戦直後の昭和南海地震のM8の地震でも、
単に地震と表記されているが、当時の正確な記録の不備から来る誤報、戦時中の軍部による
隠ぺい等により、マグニチュード、死者数の発表が控えられ、大地震、大震災と定義されるべき
被災規模にも拘らず、当時の報道そのままに地震となっている。
M9.5が、今日現在まで記録に残る地震による最高マグニチュード。
驚かされるのは、旧ソ連で開発され大気圏内核実験が行われた水爆AN602だ。
自国への死の灰の影響、電離層への影響による電波障害を考慮し、
威力を50メガトン以内に制限しての核実験だったが、
フルパワーは100メガトン、これはマグニチュード8.6に匹敵する。
巷での人工巨大地震説は、このAN602の威力から来ているのだろう。
大国が潜水艦等を使用し、海溝最深部で核兵器を炸裂させたと言うが、
海底で核爆発が起きれば各国の音響測定艦が感知するし、空間放射線量も急増する。
各国の潜水艦は世界中の海に潜航中であるから、核爆発かの是非は瞬時に判断する。
それは、潜航中に自国への核攻撃を察知した場合、即座に報復核攻撃をする為である。
仮に大国の思惑、効果の確認の目的で、自国領海内深海での核実験を行なったとしても、
確実に世界に露見する。
過去に大地震発生の為のトリガーとして実行されたとの発言、噂等は、
完全なるデマ、フェイク報道であり、大国間が核戦争状態でない限り、
仮に未実験の地震発生用核弾頭が存在したとしても使用される事はない。
これは先制核攻撃と判断され、即報復核が飛来して自滅する事を意味する。
非科学的、非現実的である。